クリエイティブ職種カタログ WEBデザイナーへの転職を成功につなげる方法

Webデザイナーとは?

Webデザイナーとは、クライアントから制作を依頼されたWebサイトのデザインを担当する職種です。具体的には次のような仕事があります。

・Webサイトの要件整理
・ワイヤーフレームの作成
・Webサイトの構成とレイアウトの決定
・.Webサイトのデザイン制作
・Webサイトのコーディング

WebサイトのコーディングはWebコーダーが担当するなど、プロジェクトによって業務内容が異なる場合もあります。

Webデザイナーに必要なスキル

Webデザイナーとして仕事をするためには、次のような知識・スキルがあるとよいでしょう。

・デザインに関する知識
・色彩に関する知識
・デザインツールの使用スキル
・コーディングやプログラミングに関する知識
・SEOなどWebマーケティングに関する知識
・コミュニケーションスキル
・プレゼンテーションスキル
・マネジメントスキル

Webデザインに直結する知識やスキルはもちろん、基本的なビジネススキルがあることも重要です。

Webデザインに使用する主なツール・言語

Webデザイナーが使用するデザインツールやコーディング・プログラミング言語には、次のようなものがあります。

・Illustrator(イラストレーター)
・Photoshop(フォトショップ)
・Dreamweaver(ドリームウィーバー)
・Fireworks(ファイアーワークス)
・HTML(Hyper Text Markup Language/ハイパーテキストマークアップランゲージ)
・CSS(Cascading Style Sheets/カスケーディング・スタイル・シート)
・JavaScript(ジャバスクリプト)
・PHP(PHP: Hypertext Preprocessor/ハイパーテキストプロセッサー)
・Wordpress(ワードプレス)

これらの所有スキルの高さを客観的に証明する方法として、次のような資格を取得する人も見受けられます。

・Webクリエイター能力認定試験
・ウェブデザイン技能検定
・HTML5プロフェッショナル認定資格
・アドビ認定エキスパート(ACE)

Webデザイナーとして収入を増やすためには、幅広いスキルを身につけていくことがポイントです。一つの会社でスキルアップしていく方法もありますが、給与水準の高い会社へ転職するのも良いでしょう。

Webデザイナーへの転職を成功させる4つのポイント

Webデザイナーが転職活動を行う際は、次のポイントを踏まえた転職活動を行いましょう。

・転職する目的を明らかにする
転職活動のスタートとして、転職する目的を明確にしましょう。自分が「どんなスキルを身に付けたいのか」「どんなデザインをしたいのか」「なぜ転職しなければ目標が叶わないのか」など、具体的に考えてみてください。目的が明らかになることで、どんな会社に転職すればよいのかが見えてきます。

・キャリアパスを考える
Webデザイナーとしてのスキルを高めていきたいのか、Webディレクターやアートディレクターへキャリアアップしていきたいのか、もしくはコーディングスキルをのばしてエンジニアになりたいのかなど、自分のキャリアパスを考えましょう。半年後、1年後、3年後、10年後にはどんな仕事をしているのか、タイムラインと合わせて考えることが大切です。

・目的にあった会社を選ぶ
転職する目的が明確になり、自分のキャリアパスが描けたら、それらを満たせる会社を選びましょう。「有名だから」「労働条件がいいから」などの条件面だけで会社を選んでしまうと、自分が目指すスキルが得られない可能性があります。また、条件以外で具体的なアピールができなければ、企業からどのように活躍できる人材なのかイメージをもってもらえず、転職がうまくいかない可能性もあります。

・企業に合わせてポートフォリオを作成する
応募したい企業が見つかったら、応募先の企業分析を行います。「どんな人に、どんなものを、どう提供しているのか」を考慮しつつ、その企業が求める作品やデザイナー像をイメージします。企業によって異なる場合は、応募先の企業にあわせてポートフォリオを作成しましょう。
未経験の場合でも、自分で制作したものがあるならばポートフォリオを作成しておくのがおすすめです。

ポートフォリオ作成について詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。
「転職を成功につなげるポートフォリオの作り方」

まとめ

Webデザイナーとは、クライアントから制作を依頼されたWebサイトのデザインを行うのが仕事です。自分がデザインしたものが世に出てクライアントやユーザーの評価を得られる、やりがいのある仕事だといえるでしょう。

人気の職業であるため、ポートフォリオをしっかり用意し、転職活動に臨んでください。スムーズかつ、効率的にWebデザイナーへの転職を成功させたい場合は、転職エージェントのサポートを受けて転職活動を進めるとよいでしょう。

転職する目的を明確にし、希望にあった会社でWebデザイナーとしての力を発揮してください。